Claudeでスライド生成する方法とは?3つの作成手順とビジネス活用のコツを徹底解説
Claudeでスライド生成する方法とは?3つの作成手順とビジネス活用のコツを徹底解説
AI
2026-02-20
8min

Claudeでスライド生成する3つの方法(Artifacts・.pptx直接生成・Claude in PowerPoint)を徹底解説。対応プラン・手順・プロンプトのコツ・注意点まで、ビジネス活用に役立つ情報をまとめました。
目次
Claudeのスライド生成機能とは?できることの全体像
Claudeとは?スライド生成に強い対話型AI
Claude(クロード)は、Anthropic社が開発した対話型の生成AIです。「Constitutional AI(憲法AI)」と呼ばれる独自の安全設計を採用しており、自然な日本語の文章生成や長文処理に強いことで知られています。
スライド生成の観点で注目すべき特徴は、論理的な構成力と情報整理能力です。プレゼンテーションの目的やターゲットを伝えるだけで、適切な構成案を提案し、各スライドの内容を論理的に組み立ててくれます。さらに、HTMLやSVGなどのコードを生成し、ビジュアルを含むスライドを作成できる「Artifacts(アーティファクト)」機能を搭載しています。
2025年9月には.pptxファイルの直接生成機能が追加され、2026年2月にはPowerPoint上で直接Claudeと対話しながらスライドを作成・編集できる「Claude in PowerPoint」がリリースされるなど、スライド生成に関する機能は急速に進化しています。
Claudeの基本的な特徴や料金プランについて詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。
Claudeとは?特徴・料金プラン・ChatGPTとの違いからビジネス活用法まで徹底解説
Claudeでスライド生成する3つの方法
2026年2月時点で、Claudeを使ってスライドを生成するには主に3つの方法があります。
・Artifacts(HTML/SVG形式)でスライドを生成する方法
・.pptxファイルを直接生成する方法(ファイル作成機能)
・Claude in PowerPointでスライドを作成・編集する方法
それぞれの方法には対応プランや出力形式、デザインの自由度に違いがあります。以下では、各方法の具体的な手順と特徴を詳しく解説します。
方法①:Artifacts(HTML/SVG形式)でスライドを生成する
Artifacts機能の概要とスライド生成の仕組み
Artifacts(アーティファクト)は、Claudeが生成したコードやコンテンツを、チャット画面とは別の専用ウィンドウでリアルタイムにプレビューできる機能です。HTML、CSS、JavaScript、SVGなどに対応しており、これらを組み合わせたスライドをその場で確認しながら作成できます。
この方法の最大のメリットは、デザインの自由度が高いことです。Claudeはフォント、配色、レイアウト、図解などをHTMLやSVGで細かく制御できるため、見栄えの良いスライドを生成しやすくなります。無料プランでも利用できるため、まずClaudeのスライド生成を試してみたいという方にも適しています。
Artifacts機能について詳しくは以下の記事もご覧ください。
Claude Artifacts(アーティファクト)とは?機能・使い方・ビジネス活用事例を徹底解説
Artifactsでスライドを生成する手順
Artifactsを使ったスライド生成は、以下の流れで進めます。
・ステップ1:Claude(claude.ai)にアクセスし、チャット画面を開く
・ステップ2:プレゼンテーションの目的、対象者、テーマ、希望スライド枚数などを具体的に伝える
・ステップ3:Claudeがスライド構成を提案し、HTML/SVG形式のコードを生成する
・ステップ4:Artifactsウィンドウでプレビューを確認し、修正が必要な場合はチャットで追加指示を出す
・ステップ5:完成したスライドをSVGファイルとしてダウンロードする
効果的なプロンプトの例としては、「マーケティング戦略の提案資料を8枚のスライドで作成してください。配色はブルーとグレーを基調とし、各スライドには簡潔な見出しと要点、図解を含めてください」のように、目的・枚数・デザインの方向性を具体的に指示すると精度が上がります。
SVGファイルをPowerPointに取り込む方法
Artifactsで生成したSVGファイルは、そのままではPowerPointで編集しにくいため、変換の手順が必要です。以下の手順で取り込みを行います。
・Artifactsの出力画面から「SVG形式でダウンロード」を選択する
・PowerPointを開き、空白またはテンプレートのスライドを用意する
・ダウンロードしたSVGファイルをスライドにドラッグ&ドロップするか、「挿入」→「画像」→「このデバイスから」で挿入する
・挿入したSVG画像を選択し、「グラフィック形式」タブから「図形に変換」をクリックする
・変換後は、テキストや図形を個別に編集できるようになる
この方法により、SVGがPowerPointのネイティブオブジェクトに変換され、フォント変更やレイアウト調整が自由に行えるようになります。ただし、変換後にレイアウトが崩れる場合があるため、最終確認と微調整は必要です。
方法②:.pptxファイルを直接生成する(ファイル作成機能)
.pptx直接生成機能の概要と対応プラン
2025年9月のアップデートにより、Claudeは.pptx形式のPowerPointファイルを直接生成できるようになりました。チャットで指示するだけで、構造化されたレイアウトを備えたPowerPointファイルが生成され、ダウンロードボタンからそのまま保存できます。
内部的にはPptxGenJSというJavaScriptライブラリが使用されており、タイトル、箇条書き、表、図形などの要素を適切に配置したスライドが出力されます。
この機能を利用するには、Claudeの設定画面で「Upgraded file creation and analysis」をオンにする必要があります。2026年2月時点での対応プランは以下のとおりです。
・Max(月額100〜200ドル):利用可能
・Team(1ユーザーあたり月額25〜30ドル):利用可能
・Enterprise:利用可能
・Pro(月額20ドル):利用可能(2025年末に展開済み)
・Free(無料プラン):利用不可
.pptxファイルを生成する手順
.pptxファイルの生成は、以下のステップで行います。
・ステップ1:Claudeの設定で「Features」→「Experimental」から「Upgraded file creation and analysis」をオンにする
・ステップ2:チャット画面でプレゼンテーションの内容を指示する(例:「AIの最新動向についてのプレゼンを10枚で作成してください」)
・ステップ3:ClaudeがArtifactsウィンドウ上で.pptxファイルをリアルタイムに生成する
・ステップ4:プレビューを確認し、修正が必要であればチャットで追加指示を出す
・ステップ5:「Download」ボタンをクリックして.pptxファイルをダウンロードする
生成されたファイルはPowerPointで直接開き、通常どおり編集が可能です。Artifacts方式と異なり、SVGからの変換作業が不要なため、ワークフローがシンプルになります。
生成後のPowerPoint編集のコツ
Claudeが生成した.pptxファイルは、そのまま社内ディスカッション用の資料としては十分に使えるレベルです。ただし、クライアント向けの正式な提案資料として使用する場合は、以下のポイントを確認・修正することをおすすめします。
・フォントの統一:生成時にフォントが混在することがあるため、全スライドでフォントを統一する
・配色の調整:企業やブランドのカラーに合わせて配色を変更する
・不要な要素の削除:まれに余計なオブジェクトが混ざることがあるため、レイアウトを確認する
・発表者ノートの活用:Claudeに「発表者ノートも含めて生成して」と指示すると、各スライドに話すべき内容のメモが追加される
Claudeに最初から「あなたのPowerPointスキルを使って生成してください」と明示的に伝えることで、意図しない形式で出力されるリスクを減らせます。
方法③:Claude in PowerPointでスライドを作成・編集する
Claude in PowerPointの概要と対応プラン
Claude in PowerPointは、2026年2月5日にAnthropic社がClaude Opus 4.6のリリースと同時に発表した最新機能です。Microsoft PowerPointにアドインとしてClaudeが統合され、PowerPoint画面の右側にチャットウィンドウが表示されます。自然言語で指示を出すだけで、スライドの新規作成・編集・改善をAIがリアルタイムで実行してくれます。
従来の方法との最大の違いは、テンプレート準拠でスライドを生成できる点です。Claudeはデッキ内のスライドマスター、レイアウト、フォント、カラースキームを読み取り、ブランドガイドラインを維持したままスライドを作成します。また、生成されるのが「編集可能なPowerPointネイティブオブジェクト」であるため、テキストボックスやグラフ、図形をすべて通常のPowerPoint操作で編集できます。
2026年2月時点では、リサーチプレビュー(ベータ版)として以下のプランで利用可能です。
・Max:利用可能
・Team:利用可能
・Enterprise:利用可能
・Pro / Free:現時点では利用不可
Claude Opus 4.6の詳細については、以下の記事もあわせてご覧ください。
Claude Opus 4.6とは?Anthropic最新AIモデルの性能・料金・ビジネス活用法を徹底解説|IoTBiz
Claude in PowerPointの導入手順
Claude in PowerPointの導入は、一般的なPowerPointアドインと同じ手順で行えます。
・ステップ1:Microsoft Marketplaceの「Claude by Anthropic in PowerPoint」ページにアクセスする
・ステップ2:「今すぐ入手」をクリックしてアドインをインストールする
・ステップ3:PowerPointを開き、アドインをアクティブ化する(Macは「Tools」→「Add-ins」、Windowsは「Home」→「Add-ins」)
・ステップ4:Claudeアカウントでサインインする
・ステップ5:「ホーム」タブのリボンに追加された「Open Claude」ボタンをクリックして利用を開始する
組織でTeamやEnterpriseプランを契約している場合は、IT管理者がMicrosoft 365管理センターからアドインを一括デプロイすることも可能です。
テンプレート準拠のスライド生成と編集方法
Claude in PowerPointを最大限に活用するためのポイントは、企業テンプレートが適用された状態で作業を開始することです。テンプレートを読み込ませた状態で指示を出すことで、以下のような作業が行えます。
・新規スライドの一括生成:「市場規模セクションを作成してください。TAM・SAM・SOMをカバーする3つのスライドを含めてください」のように具体的に指示する
・既存スライドの編集:特定のスライドを選択し、「テキストを簡潔にして」「チャートを追加して」など部分的な修正を依頼する
・ビジュアルの変換:「箇条書きをプロセスフローに変換して」と指示すると、編集可能なネイティブPowerPointオブジェクトとして図解が生成される
・デッキ全体の構造化:白紙のデッキから「○○の提案資料を10スライドで作成して」と伝えるだけで、論理的な構成のドラフトが作成される
なお、セッション間でチャット履歴は保存されないため、重要な指示内容は手元にメモしておくと効率的です。また、ベータ版であるため、最終的なクライアント提出資料として使用する場合は、人間によるレビューを必ず行うようにしましょう。
Claudeでスライド生成する際の効果的なプロンプトの書き方
構成案の作成を依頼するプロンプト例
スライドの品質を高めるためには、いきなりスライド全体の生成を依頼するのではなく、まず構成案から作成するのが効果的です。以下のようなプロンプトを参考にしてください。
プロンプト例①(構成案の依頼):
「以下の条件でプレゼンテーションの構成案を作成してください。テーマ:〇〇、対象者:〇〇、プレゼン時間:10分、含めたい内容:〇〇、〇〇、〇〇。各スライドにはタイトルと要点を箇条書きで記載してください。」
プロンプト例②(構成案からスライド生成への移行):
「上記の構成案に基づいて、PowerPointファイルを作成してください。配色はネイビーとグレーを基調とし、各スライドには見出し・要点・必要に応じた図解を含めてください。発表者ノートも追加してください。」
構成案を先に作成し、内容を確認・修正してからスライド生成に進むことで、手戻りを大幅に減らすことができます。
スライドの品質を高める指示のポイント
Claudeへの指示をより具体的にすることで、生成されるスライドの品質が向上します。特に意識すべきポイントは以下のとおりです。
・ターゲット・テーマ・時間の3要素を必ず伝える:「誰に」「何を」「何分で」伝えるのかを明確にすると、Claudeが適切な枚数と情報量を判断できる
・ページ数とセクション構成を指定する:「全10枚で、背景と課題に2枚、提案内容に4枚、効果に2枚、まとめに2枚」のように伝えると、ボリュームが安定する
・デザインの方向性を具体的に指示する:「シンプルでプロフェッショナルなデザイン」「ブルーとホワイトを基調」のように配色やトーンを伝える
・図解やチャートの指定:「市場規模の推移を棒グラフで示して」「導入プロセスをフローチャートで表現して」のように、視覚要素を具体的にリクエストする
・修正はピンポイントで行う:「スライド3のテキストを簡潔にして」「スライド5と6を1枚に統合して」のように、対象と内容を明確に伝える
Claudeのスライド生成における注意点と限界
デザインの限界と最終調整の必要性
Claudeはスライドの構成や内容の整理に強い一方で、ピクセル単位の精密なデザイン制御は得意ではありません。特に.pptx直接生成の場合、Artifacts(HTML形式)で生成されるスライドと比較すると、デザインの品質にはまだ差があります。
また、企業のブランドガイドラインやコーポレートカラーを完全に再現するには、最終的に人の手による調整が必要です。Claude in PowerPointではテンプレートの読み取りに対応していますが、複雑なテンプレートの場合は出力結果を確認・修正することが推奨されています。
実務での活用においては、「AIが8〜9割の土台を作り、残りの1〜2割を人が仕上げる」という運用が最も効率的です。
ハルシネーションへの対策
Claudeに限らず、生成AIにはハルシネーション(事実と異なる情報を生成する現象)のリスクがあります。特にスライド内に具体的な数値データや統計情報、企業名、製品名を含める場合は注意が必要です。
対策としては、以下の方法が有効です。
・Claudeに情報のソースを確認するよう指示する
・生成されたデータや事実関係を必ず人間がファクトチェックする
・具体的なデータを含むスライドでは、参照元の資料やURLを自分で用意してClaudeに渡す
AIが生成した内容を鵜呑みにせず、最終的な正確性の担保は人間が行うことが重要です。
料金プランによる機能制限
Claudeのスライド生成に関する機能は、料金プランによって利用可能な範囲が異なります。2026年2月時点での主な制限は以下のとおりです。
・無料プラン(Free):Artifacts(HTML/SVG)でのスライド生成は可能だが、1日の利用回数に制限がある。.pptx直接生成とClaude in PowerPointは利用不可
・Proプラン(月額20ドル):Artifactsと.pptx直接生成が利用可能。Claude in PowerPointは現時点で利用不可
・Maxプラン(月額100〜200ドル):すべての機能が利用可能。利用量も大幅に増加
・Team(月額25〜30ドル/ユーザー)/ Enterprise:すべての機能が利用可能。組織向けの管理機能やセキュリティ機能も利用できる
スライド生成を本格的に業務で活用したい場合は、Proプラン以上への加入をおすすめします。Claude in PowerPointまで含めたフル活用を目指すなら、MaxまたはTeamプランが必要です。
Claudeの登録方法やプラン選びについて詳しくは、以下の記事もご覧ください。
Claude(クロード)の登録方法を徹底解説|無料アカウント作成から有料プラン・API登録まで
まとめ
本記事では、Claudeを使ったスライド生成の3つの方法について解説しました。
Artifacts(HTML/SVG形式)は無料プランでも利用でき、デザインの自由度が高いのが強みです。.pptx直接生成はPowerPointファイルをそのまま出力できる手軽さが魅力で、社内資料の作成に適しています。Claude in PowerPointは企業テンプレートを維持しながらAIと対話的にスライドを作成・編集できる、現時点で最も実務に近い方法です。
いずれの方法でも、効果的なプロンプトの書き方や構成案の事前作成、人間による最終チェックを組み合わせることで、スライド作成にかかる時間を大幅に短縮できます。
まずは無料プランでArtifactsを試し、業務での活用イメージが固まったらProプラン以上へのアップグレードを検討してみてください。スライド作成の効率化を通じて、プレゼンテーションの内容そのものに集中できる時間を増やすことが、Claudeを活用する最大のメリットです。

IoTBiz編集部
2015年から通信・SIM・IoT関連の事業を手掛けるDXHUB株式会社のビジネスを加速させるIoTメディア「IoTBiz」編集部です。
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